建築って、なんだか遠い世界の話だと思ってたんですよね。
でもあるとき、友人と渋谷を歩いてたら「これ、隈研吾さんの建物なんだよ」って教えてくれたんです。
その瞬間、なんとなく見てた風景が、少しだけ特別なものに変わった気がしました。
今回は、そんな世界的に有名な建築家・隈研吾さんについて、結婚した妻のことや家族、さらにはプロフィールや代表作まで、気になるあれこれをまとめてみました。
隈研吾の結婚した妻は誰?
世界で活躍する建築家のプライベートって、やっぱりちょっと気になります。
表舞台では知的でクールな印象がある隈研吾さんですが、家庭ではどんな時間を過ごしているのでしょうか。
隈研吾の結婚した妻、篠原聡子さんは、建築の世界で第一線を走る人物としても知られています。
千葉県東金市出身で、1958年9月3日生まれ。
日本女子大学の家政学部住居学科を卒業後、同大学院でも学び、1986年には自身の設計事務所「空間研究所」を立ち上げました。
住宅や幼稚園などを中心に多数の作品を手がけ、東京建築士会住宅建築賞やグッドデザイン賞など、数々の建築賞も受賞しています。
教育者としても活躍していて、日本女子大学では教授として後進の育成に尽力し、2020年からは同大学の学長も務めているそうです。
自らの設計活動と大学での教育を両立させながら、地に足のついた発信を続けているあたり、どこか隈さんとも通じるところを感じました。
子どもはいるのか?
家族構成についても詳しくは明かされていません。
ただ、過去のインタビューなどを見ると、「家庭を持っている」「子どもがいる」という発言があったようです。
具体的な人数や性別までは不明でしたが、家族がいることは確かなようです。
建築家ってどうしても忙しそうなイメージがあるのですが、そんな中でも家庭を大事にしているのだとすれば、そのバランス感覚も彼の魅力なのかもしれません。
隈研吾のプロフィール
街を歩いていて「あ、この建物、なんか雰囲気あるな」と思ったとき、案外それが隈研吾さんの手がけた建築だったりします。
それくらい、私たちの生活の中に自然と溶け込んでいる建築家なんですよね。
東京生まれ、建築に目覚めたのは中学生の頃
隈研吾さんは1954年に東京都で生まれました。
中学生のときにオリンピックの代々木体育館を見て、「こんなにかっこいい建物があるのか」と衝撃を受けたことが、建築を志すきっかけになったそうです。
中学受験を経て、男子校の名門・栄光学園中学校に進学。
カトリック系のこの学校で、理数系の力を伸ばしつつ、ものづくりへの興味も深めていったそうです。
バスケットボール部で活躍していたこともあり、スポーツを通して空間感覚を磨いていったのかもしれません。
栄光学園の自由でリベラルな雰囲気が、のちの建築スタイルにも影響していそうです。
東京大学理科一類から工学部建築学科へ
大学は東京大学理科一類に入学し、建築学科を選択。
そのまま大学院まで進学して、建築学専攻で修士課程を修了しています。
東大のキャンパスにある赤門をくぐるたびに、名建築を意識せざるを得なかったでしょうし、名だたる教授陣のもとで学んだ日々は、技術だけでなく「建築とは何か」を突き詰める時間でもあったはずです。
学生時代の設計コンペではすでに頭角を現していたそうで、並々ならぬ情熱が感じられます。
コロンビア大学大学院に留学
1985年から1986年にかけて、アメリカのコロンビア大学大学院に留学しています。
ここでは建築だけでなく都市計画や社会と建築の関係について学び、視野を世界に広げるきっかけになりました。
英語で設計理論を語る経験は、想像するだけでもハードそうですが、海外の感性やスケール感に触れたことは、のちの「世界で活躍する建築家」としての基盤になったと思います。
自分が初めて海外で暮らしたときのカルチャーショックを思い出すと、その適応力に尊敬の念しかないです。
仕事は設計だけじゃない
建築家といえば「図面を引く人」と思いがちですが、隈研吾さんの場合は設計だけにとどまりません。
講演活動、書籍の執筆、教育者としての顔も持っています。
現在は東京大学名誉教授として、後進の育成にも力を入れています。
自分のスキルや感性を社会に還元する姿勢に、思わず背筋が伸びるような気持ちになります。
隈研吾の代表作
「有名な建築家っていっても、実際どんな建物を作ってるの?」というのが正直なところだと思います。
そこで、日常の中でも見かけることができる、印象的な作品を紹介します。
新国立競技場(東京)
やはり外せないのが、新国立競技場。
東京オリンピックの会場として建てられたこのスタジアムは、自然素材と調和を重視したデザインが特徴です。
実際に見に行ったとき、木の香りがほんのり漂うような気がして、スタジアムなのにどこか森の中にいるような感覚になったのを覚えています。
都会の真ん中にこんな空間を作れるって、すごいことだと思いました。
浅草文化観光センター
観光客でにぎわう浅草に建つこの建物も、隈研吾さんの作品です。
伝統的な街並みに寄り添いつつも、現代的なガラスの質感が加わっていて、何度見ても飽きません。
初めて見たときは、「これ、本当に観光案内所なの?」と驚きました。
建築って、ただの「入れ物」じゃないんだなと感じさせてくれる場所です。
サントリー美術館(東京ミッドタウン内)
六本木にあるサントリー美術館も、隈研吾さんの設計です。
静かで、穏やかで、なんだか背筋がスッと伸びるような空気感がある場所なんですよね。
展示よりも建物ばかり見てしまって、気づいたら外観の写真ばかり撮ってたということもありました。
建物そのものがアートなんだと思わせてくれる、そんな空間です。
まとめ
どこか柔らかくて、でも芯があって、周囲との調和を大切にしている。
そんな印象が、隈研吾さんという人にも、彼の建築にも共通している気がします。
家庭については多くが語られていないけれど、その静かな佇まいにこそ、何か豊かなものを感じるのかもしれません。
知れば知るほど、建築だけでなく「人」としても魅力的な存在だと感じました。
また街を歩くとき、ふと建物に目を向けてみたくなります。
「これはもしかして…?」なんて考えるだけで、日常がちょっと楽しくなる。
隈研吾さんの建築には、そんな魔法があると思っています。
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