歌舞伎界きっての色男が、ついに人生の大きな決断を下しました。
ずっと「結婚には興味がない」と話していた中村七之助さんが、長く交際していた一般女性とゴールインしたというニュースが飛び込んできて、多くのファンが驚いたのではないでしょうか。
私もその一人で、テレビの速報を見たときには、思わず声を上げてしまいました。
いやもう、「あの七之助さんが?」って。
でも調べてみると、これは単なる“結婚報道”では終わらない、梨園ならではの深い背景や、ロマンのあるエピソードがたくさん詰まっていたんです。
今回はそんな中村七之助さんの結婚について、気になるお相手の女性や、二人の出会い・馴れ初めなどをわかりやすくご紹介していきます。
中村七之助の結婚した妻は誰?
今回結婚したと報じられているのは、京都・宮川町の元芸妓だった方。
表向きには「一般女性」と報じられていましたが、実際には芸舞妓時代から圧倒的な人気を誇る存在で、花街では知らない人はいないほどの有名人だったようです。
年齢は34~35歳くらいとのことで、七之助さんより少し年下。
三味線や小唄もこなす本格派の芸達者で、透き通るような美肌と、着物姿からは想像もつかないほどのスタイルの良さで注目を集めていたそうです。
そんな私服姿を見て、周囲の男性陣が「まさかこんなにグラマラスだったとは!」とざわついていたなんてエピソードも聞きました。
いやもう、なんだか想像するだけで美しい…。
中村七之助の結婚した妻の出会いや馴れ初め紹介
ふたりが初めて出会ったのは、共通の知人を介してだったとのこと。
いわゆる「一目惚れ」に近い感覚だったようで、七之助さんは初対面のときから惹かれるものがあったそうです。
出会った瞬間に運命を感じるって、本当にあるんですね。
しかも、それが歌舞伎のスターと、花街でナンバーワンと言われた女性との出会いなんて…まるで物語のよう。
交際が始まってからは、互いの自宅を行き来するような自然な関係が築かれていきました。
外では華やかな二人ですが、プライベートでは穏やかで落ち着いた時間を過ごしていたそうです。
“結婚なんて考えられない”から一転した心の変化
実は中村七之助さん、過去には「結婚したいとは思わない」と何度も公言していたんです。
私もそのインタビューを見た記憶がありますし、「七之助さんは一生独身でいてほしい」なんて声もSNSではよく見かけました。
それほどまでに、恋多きモテ男として知られていたんですね。
けれど、今回ばかりは何かが違ったようです。
芸妓としての生き方や、控えめで芯の強い性格が、七之助さんの心を少しずつ変えていったのでしょう。
さらに、七之助さんの実家との関係も良好で、兄の中村勘九郎さんや、母の好江さんにもすぐに気に入られたというのも大きかったようです。
「梨園の妻」としての道を歩み始めていた
この結婚に向けて、女性の側も静かに準備を進めていたことがわかっています。
人気芸妓としてインスタグラムなどでも発信をしていたようですが、結婚に向けてすべてのSNSを削除。
昨年末には芸妓としての活動を引退し、いわゆる“花嫁修業”に専念していたといいます。
梨園の妻というと、ただ家庭を守るだけではありません。
夫の舞台活動を支えつつ、親族や関係者との折衝、時には弟子の面倒まで見ることもあります。
華やかに見える世界ですが、そこには並々ならぬ覚悟が必要です。
そんな環境に飛び込む決意をしたというだけでも、相当な胆力が求められますよね。
ふたりを結んだ“深い信頼”と“静かな情熱”
交際中、七之助さんの周囲に別の女性の噂がちらついたこともあったそうです。
けれど、パートナーは「役者にはそういうこともある」と理解を示し、責めることは一切なかったといいます。
まさに肝の据わった対応ですよね。こういう懐の深さに惹かれてしまう男性は多いでしょうし、それこそが梨園の世界で必要とされる資質のひとつなのかもしれません。
人を変えるのは言葉ではなく、行動と姿勢なのだなと、改めて感じました。
“一番遠そうな人”が選んだ結婚という選択
こうして振り返ってみると、「一生結婚しなさそうな人」だったからこそ、今回の結婚には大きな意味があるように思います。
正直、個人的には少しさみしさもありました。
「七之助さんは自由に生きていてほしいな」なんて勝手に思っていたので、ちょっとした喪失感も。でも、それ以上に幸せになってほしい気持ちの方が大きいです。
何よりも、自分が心から信頼できる相手に出会えたという事実がうれしいし、長年にわたる恋の終着点が“結婚”という形で結ばれたことに、胸がじんわりしました。
中村七之助プロフィール
- 本名:波野 隆行(なみの たかゆき)
- 生年月日:1983年5月18日(41歳)
- 出身地:東京都
- 身長:174cm
- 屋号:中村屋
- 定紋:角切銀杏
- 替紋:丸に舞鶴
- 所属事務所:ファーンウッド
中村七之助さんは、歌舞伎界の名門・中村屋の家系に生まれ、父は十八代目中村勘三郎さん、兄は六代目中村勘九郎さんです。
1986年9月、歌舞伎座『檻』の祭りの子勘吉役で波野隆行の名で初お目見得。
1987年1月、歌舞伎座『門出二人桃太郎』の弟の桃太郎役で二代目中村七之助を名乗り初舞台を踏みました。
以降、女方(おんながた)として多くの舞台に立ち、華やかで繊細な演技で観客を魅了しています。
また、現代劇や映画、テレビドラマにも出演し、その演技の幅広さを見せています。
中村七之助さんは、その卓越した演技力と舞台での活躍により、数々の賞を受賞しています。
2000年には関西・歌舞伎を愛する会賞を受賞。
2009年には重要無形文化財(総合認定)に認定され、伝統歌舞伎保存会の会員となりました。
2012年1月、平成中村座『お染の七役』での娘お染など七役の演技により、第二十回読売演劇大賞杉村春子賞を受賞。
2015年には第三十六回松尾芸能賞新人賞、同年第一回森光子の奨励賞を受賞しています。
中村七之助さんは、伝統を守りながらも新しい挑戦を続ける姿勢で、今後も歌舞伎界を牽引していく存在として注目されています。
その華やかな舞台姿と深い演技力に、これからも目が離せません。
まとめ
これからは歌舞伎界の中でも、さらに注目される存在になっていくはずです。
夫として、役者として、そしてひとりの男性としてどんなふうに成長していくのか。
今後の活躍がますます楽しみになりますよね。
また、元芸妓としての経験を活かして、新しい形の「梨園の妻像」を見せてくれるかもしれません。
伝統と現代をうまく融合させながら、しなやかに生きる姿は、多くの女性たちにも刺激を与えてくれそうです。
こうして振り返ってみると、七之助さんの結婚は、ただの芸能ニュースでは終わらない「人生の物語」のように感じました。
今後もふたりの姿を静かに見守りながら、いつかまたどこかで、ふと街で見かけたら「ああ、あの時のふたりだ」と思い出せるような、そんな温かい記憶として心に残しておきたいですね。
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